Procreate5よりブラシの設定パネルが「ブラシスタジオ」と言う名称に変更されました。
パネル右側の[描画パッド]は、試し書きのスペースです。左側の11項目で設定したブラシストロークをすぐにプレビューでき、描画スペースも広くなったので、非常に使いやすくなっています。
また、[描画パッド]をタップすると、ブラシサイズと8種類のカラーを切り替えることができます。試し書きをクリアにするには「描画パッドを消去」。「すべてのブラシ設定をリセット」もここで行えます。
「描画パッドを消去」は実際のキャンバスと同じように3本指のジェスチャーで描画をクリアにすることもできます。また、インターフェースを明るくすることでカラーも鮮明になります。「明るいインターフェース」
ブラシスタジオの設定一覧
新しくなったブラシスタジオでは、Photoshopと同等の様々なブラシ設定が可能になりました。
シェイプには、「数」と「数のジッター」やシェイプ形状を変形する「真円率」。グレインには、ストロークが途切れてもテクスチャが繋がる「テクスチャあり」。
また、[カラーオプション]の項目が追加され、そこでは描画色をストローク内で変化させる「色のジッター」など、以前と違った描画ができるようになりました。
各項目の詳細は下の一覧にまとめてあります。
① パスの境界線を描く | ストロークの動作を調整 |
② 入り抜き | ストロークの開始と終了のテーパーを調整 |
③ シェイプ | 動作設定に[数]・[数のジッター]・[真円率]が追加 |
④ グレイン | 動作設定に[テクスチャあり]が追加 |
⑤ レンダリング | グレーズモードをさらに細かくカスタマイズ |
⑥ ウェットミックス | 絵具を水で溶かし、混ぜ合わせたように描画 |
⑦ カラーオプション | シェイプの描画色をストローク内で変化 |
⑧ ダイナミクス | ストロークの速さでブラシサイズや不透明度が変化 |
⑨ Apple Pencil | 筆圧や傾きに応じて、ブラシサイズや不透明度などが変化 |
⑩ プロパティ | [描画パッド]で試し描きする際の表示方法やブラシ動作の属性を設定 |
このブラシについて「新規リセットポイントを作成」
11番目の「このブラシについて」はブラシを自作した際に作者情報(画像、名前、手書きのサイン)が入力できます。
「新規リセットポイントを作成」は、自作したブラシの設定内容が保存できます。リセットポイントを作成後は「ブラシをリセット」に日時が記録され、再度ブラシ設定を変更してもまた、そのポイントに戻れます。
リセットポイントは何度も作成できるので、自作ブラシを納得いくまで設定するのに便利です。
すべての設定をリセット
自作以外の既存のブラシには、この「新規リセットポイントを作成」がなく「すべての設定をリセット」となっています。(描画パッドにも同じタブがあります)
これは、設定を変更しても元に戻せるタブです。設定を変更しても安心なのですが、同じように「新規リセットポイントを作成」したい場合は、ブラシを複製しましょう。
複製したブラシは、自作扱いとなります。
「すべての設定をリセット」ってなんか怖い日本語訳と思ったのは私だけ???・・・自作ブラシと同じ「リセットポイント」のことでした。