ブラシスタジオの「シェイプ」に、Photoshopと同等の「数」と「数のジッター」やシェイプ形状を変形する「真円率」の設定が追加されています。
また、前バージョンのシェイプの項目には無かったシャイプソースがここに移動したことで、独自ブラシを作成する時など編集が迅速にできるようになりました。
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シェイプソース
前バージョンでは 参照元 にあったシェイプソースが、Procreate5のブラシスタジオから動作の設定と一緒になりました。
「編集」をタップ→「読み込む」をタップで、Procreate内のソースライブラリからシェイプソースを入れ替えることができます。
また、iPadに保存してある「写真」や「ファイル」アプリからも読み込むことができ、「ペースト」はProcreateで作成した画像のレイヤーをコピーして、そのままペーストすることで、シェイプソースを入れ替えます。
ブラシを自作したい場合には、便利なオプションです。
シェイプの動作
□「散布」なし(0%)~最大(200%)
ストローク中にシェイプ形状の向きがランダムに変わるパラメータです。平ブラシのような角のある形状だとブラシの淵が粗くなります。
□「回転」-100%~ストロークに追随
ストロークの方向に合わせてシェイプ形状が回転するパラメータです。縦横長さの違う長方形のシェイプだと、0%では向きが変わらない為、ブラシ幅は変わります。
[ストロークに追随]でブラシ幅は一定します。
「数」と「数のジッター」
□「数」1~16
ブラシの先端(シェイプ)の数を増やす設定です。最大16まで増やすことができ、シェイプの数が増えることによって、1ストロークで重ね塗りしたような効果が得られます。
また、ブラシの「散布」と組み合わせると、1ストロークで向きが変わる回数×シェイプの数で、ブラシの淵の粗さが調整できます。
□「数のジッター」なし~最大(100%)
増やしたシェイプの数をランダムにしてくれます。つまりブラシの先端が多いところ、少ないところの差が生まれることになります。
□「ランダム化 」ON/OFF
有効(ON)にすると、ストロークごとにシェイプの向きをランダムに変えてくれます。
□「方位角」ON/OFF
有効(ON)にすると、Apple Pencilを傾けた方向にシェイプの向きが変わります。
□「左右に反転」ON/OFF
有効(ON)にすると、ストローク中にシェイプの向きが左右に反転します。
□「上下に反転」ON/OFF
有効(ON)にすると、ストローク中にシェイプの向きが上下に反転します。
「真円率」
□「真円率」は、元のシェイプ形状を変形させます。青のポインターで変形、緑のポインターで角度を設定します。
下のスライダーは、Apple Pencilの筆圧と傾きによって、シェイプ形状を変形させます。上図のような設定をする必要はありません。
ただし角度設定をする場合は、緑のポインターを回転させます。
筆圧のスライダーを+方向にした場合、筆圧を強くするほど元の形状に戻ります。-方向に設定した場合は、筆圧を強くするほど変形します。
傾きの場合は、+方向でApple Pencilを傾けた時に変形。-方向はその逆で、傾けた時に元の形状に戻ります。
シェイプのフィルタリング
シェイプのフィルタリングは、ブラシ形状の輪郭を滑らかにする設定です。「フィルタリングがありません」にすると粗い線(ジャギー)が目立ちます。
「フィルタリングを改良済み」がデフォルトになっている為、特に変更する必要はないでしょう。
また、「クラシック」は前バージョンの設定に戻すことができます。改良された設定よりも以前の方が良いと思えるなら、ここを選択してください。
ブラシスタジオの設定②:入り抜き前 次ブラシスタジオの設定④:グレイン