ブラシスタジオのダイナミクスは、ストロークの速さによってブラシサイズや不透明度などに変化を与えます。Apple Pencilの筆圧や傾きによる変化とは関係ありません。
また、Apple Pencilの設定に依存していないため、指でストロークする場合に有効なパラメターです。
※前バージョンの「ダイナミクス」の標準モードと設定内容は同じでが、パラメターが独立してことで、調整した内容が顕著に表れるようになりました。
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速度
速度は、ストロークの速さでブラシサイズとブラシの不透明度を変化させます。
「サイズ」(-100%~最大100%)
プラス方向にスライダーを上げるほど、ストローク終了(抜き)のブラシサイズが細くなります。ゆっくりストロークするとサイズの変化はありません。素早く動かすのがコツです。
マイナス方向は、ストロークの開始(入り)を細くします。こちらも素早く動かすのがコツです。ゆっくりストロークすると調整したブラシサイズのままで太くはなりません。
「不透明度」(-100%~最大100%)
プラス方向で、抜きの不透明度が下がり、描画色が薄くなります。こちらもゆっくりストロークすると変化はありません。
マイナス方向で、入りの不透明度が下がります。ゆっくりストロークすると薄いままで描画色は濃くなりません。
ジッター
ジッターはストローク全体でシェイプを散布させます。[パスの境界線を描く]のジッターと同じですが、最大にしても散布の量は少なめです。
また、この設定はランダムであり、速度の影響を受けません。
「サイズ」(なし~最大100%)⇒スライダーを上げるほど、シェイプを散布させます。
「不透明度」(なし~最大100%)⇒「サイズ」が有効な状態で、散布させたシェイプの不透明度変化させます。スライダーを上げるほど薄くなります。
ブラシスタジオの設定⑦:カラーオプション前 次ブラシスタジオの設定⑨:Apple Pencil