こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
先日購入した「Apple Pencil」が期待通りに使い勝手がいいのです。
ペン先に加える圧力で、線の太さが変えられたり、またペンを傾けると濃淡が加えらたりします。
実際の鉛筆や筆ペンを持っているかのような感覚です。
ほんと、今まで使っていたスタイラスペンには、もう戻れませんね。
さて今回は、このApple PencilをiPadのお絵かきアプリ「Procreate」で自分好みに調整したいと思います。
ブラシの設定パネルは、Procreate 5より「ブラシスタジオ」に変わりました。Apple Pencilの設定パネルもデザインが変わっています。こちらも合わせてご覧ください。⇒ブラシスタジオの設定⑨:Apple Pencil
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「Procreate」のブラシ詳細設定でApple Pencilを調整する。
Procreateのブラシの詳細設定パネルを開くには、調整したいブラシアイコンをタップ→「Pencil」という項目から調整します。
ここはApple Pencil以外の他社製スタイラスペンにも対応したもので、すべてのブラシ設定はすでに完了しています。
Apple pencilを購入しても一から設定する必要はないのですが、デフォルトの設定が合わない方はこのパネルから調整できます。
設定を変えても、右上の【リセット】をタップすると元に戻るので安心です。
Apple Pencilの筆圧と傾き(チルト)の調整方法。
筆圧と傾き(チルト)でできるパラメーターはそれぞれ以下の内容です。
筆圧
- 不透明度
- サイズ
- 滲み
- ソフトネス
傾き(チルト)
- アングル
- 不透明度
- グラデーション
- 滲み
- サイズ
最下部にサイズの圧縮ON/OFFとなってます。
それぞれのパラメーターは、ブラシの種類によって顕著に変わるものと変わらないものがあります。
はじめにスケッチブラシの鉛筆(6B)の不透明度とサイズの設定を変えてみます。
【筆圧】の不透明度は、鉛筆の濃さの度合。
筆圧の不透明度は鉛筆の濃さの度合です。パラメーターの値を大きくすると ペン先を押し付ける強さが強くなり、濃い色が出ます。
逆に軽くなぞるように動かすと薄い鉛筆の色が出せるようになる。
「不透明度」のスライダーは、中央を0.0%として、-100.0%~最大(+100.0%)の値で調整できます。数値がマイナスになると筆圧が弱いと色が濃く、強いと薄くなり変化が逆転します。
ここは鉛筆で描く感覚に近づけるのにマイナスにする必要はないでしょう。
デフォルトでは70%ぐらいでしたが、私は最大に設定しました。
高価なiPadにペンを強く押し付けるのは不安!「キズが付きそう!」と思う人は、不透明度を下げるといいですね。
まぁ!キズは付きませんけど・・・
【筆圧】のサイズは、鉛筆の太さの度合。
筆圧のサイズは鉛筆の太さの度合です。これも不透明度と同じで、サイズのパラメーターが大きくなるにつれ筆圧が強くなり、鉛筆の線が太くなっていきます。
デフォルトでは、89.5%に設定されていますが、私はスライダー中央の0.0%にしました。
理由は本来鉛筆で強く書いても、それほど線は太くなりません。鉛筆の芯が減ってくると太くなりますけど・・・
急には太くならないからです。
「滲み」「ソフトネス」は鉛筆では説明が難しいので、他のブラシで説明しますね!
【チルト】の不透明度も、鉛筆の濃さの度合。
次にチルトです。チルトは傾きという意味です。
Apple Pencilには筆圧を感知して、ブラシの濃淡や太さを表現できるのと同じように、ペンを傾けることで、同じ効果が出せます。
【チルト】の不透明度も同じ。ペンを傾ける角度でブラシの濃淡が出てきます。
この設定は【筆圧】の不透明度を最大にしているので【なし】にしました。
そもそも鉛筆を傾けたところで、濃淡は出しにくいですから。
筆圧で濃淡を出す方がより鉛筆に近い感覚が得られます。
【チルト】のサイズは、鉛筆の太さの度合。
【チルト】のサイズは、ペンを傾ける角度によって線が太くなっていきます。デフォルトでは、60%くらいですが鉛筆の芯の長さに合わせると、90%で傾けた時に描ける幅になりました。
グラデーションは最大でOKです。鉛筆を傾けたときにできる質感がよく出ていると思います。
アングルに関しては変化は感じられませんでした。
筆圧の【ソフトネス】は滑らかさの度合。
筆圧の「ソフトネス」は不透明度とサイズの変化に影響します。
数値を大きくするほど筆圧で変化する度合いが緩やかになります。特に筆圧による不透明度はブラシのグラデーションがより滑らかになります。
画像の上の線は、ソフトネスを【最大】に設定。下の線は【なし】にしてみました。
比較してみると一目瞭然ですね!筆圧によるグラデーションが自然になります。
また、筆圧によるサイズも「ソフトネス」の数値をあげると自然に太く描くことができます。
筆圧の設定で不透明度・サイズの数値が高いブラシは「ソフトネス」の数値をあげると描きやすくなります。チェックしてみてください。
滲み
最後に「滲み」のパラメーターですが、こちらは水彩ブラシのような「にじみ」とは違い、ブラシの「シェイプ」「グレイン」に使用している画像の明暗の差(コントラスト)を調整します。
明暗の差が大きい画像(ソース)を使ったブラシに変化が大きく、「滲み」の値を上げれば明るい部分はより明るく暗い部分はより暗く描画されます。
同じ筆圧でストロークしてもの明暗の差が大きくなっていくので、かすれた質感をだすことができます。
水を含んだ「にじみ」ではなく、筆の乾いた「かすれ」を表現できるのが、「滲み」パラメーターです。
以上、Apple Pencilの調整方法でした。筆圧と傾きの調整を自分好みにして楽しんでください。
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