Procreate5のカラーピッカーに、第2カラーの指定、使用した色の履歴、カラーパネルの独立 など新しい機能が追加され、より使いやすくなっています。
他にも、以前は4種類のモード選択でしたが、これにハーモニーが加わり、補色など5種類のカラースキームが選べるようになりました。
前バージョンの解説と合わせてご覧ください。
第2カラーの指定
インターフェースで大きく変わった所は、右上の2っ長方形の色が、第1カラーと第2カラーに分かれている所です。
以前は、左が前工程で使った色、右が使用中の色を示したいましたが、これがカラーピッカーの ポインターを動かした時に表示される ように変わりました。
こちらの方が微妙な色を探したい時、比較しやすくて便利です。
第2カラーの指定方法は、長方形をタップしてカラーピッカーで色を選択します。
注意する事は、第2カラーを指定した後、そのままペイントすると第1カラーに変わります。一度、第1カラーの部分をタップしてからペイントを始めましょう。
指定した第2カラーはカラーオプションで調整
指定した第2カラーは、ブラシスタジオのカラーオプションで調整します。
※ブラシスタジオは、使用するブラシのライブラリのサムネイルをタップ
カラーオプションは、「スタンプカラーのジッター」「ストロークカラーのジッター」「カラー筆圧」「カラーの傾き」の4っの項目に分かれており、それぞれ[第2カラー]のスライダーで調整します。
「カラー筆圧」と「カラーの傾き」
例えば、「カラー筆圧」の第2カラーのスライダーを上げると、筆圧によって第1カラーから第2カラーへ変化します。
筆圧が強いほど第2カラーの色へと近づいていきます。
スライダーのパーセンテージは、第2カラーの量といっていいでしょう。第2カラーのスライダーを30%に合わせた場合、いくら筆圧を強くしても30%しか混ざりません。
元々、筆圧によって太さが変わるような設定しているブラシには有効です。また、混色する量も正確に判断できると言えます。
「カラーの傾き」も同様に、ペンを傾けるほど第2カラーへと変化します。
「スタンプカラーのジッター」
「スタンプカラーのジッター」は、ストローク中 シェイプの色が第1カラーに第2カラーを含んだ色合いでランダムに変動します。
また、シェイプの間隔やジッター(シェイプの散布)を調整することで、いろんなデザインが考えられるでしょう。
こちらは、前バージョンのストロークから名称が変わった [パスの境界線を描く] で調整することができます。
「ストロークカラーのジッター」
「ストロークカラーのジッター」は、ストローク毎に第1カラーに第2カラーを含んだ色合いでランダムに変化します。
「スタンプカラーのジッター」は、ストローク中に対し、こちらはストロークするごとに変化します。
極端に変化させたくない場合は、スライダーでパーセンテージを調整しましょう。
カラーパネルの独立と色の履歴
今まではカラーアイコンをタップしてパネルを表示していましたが、Procreate5から独立させて使うことができます。
上部にあるバーを下方向へスワイプすると、好きな場所へドラッグでき、独立を解除するには右上のバツ印をタップします。
他にも、パネル中段には使用した色の[履歴]が表示されるようになり、過去に使用した色が10個まで保存されます。[選択部分を消去]をタップすれば履歴はクリアされます。
カラーパネルを独立さすと、第2カラーと[履歴]は表示されません。
ハーモニー
カラーパネルの下段に、ハーモニーが加わり、選択した色の「補色」「補色を分割」「類似色」「トライアングル」「二重補色」の5種類のカラースキームが選べるようになってます。