こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
Procreateのタイムラプス動画は、イラストを描く過程をビデオに書き出すことができます。
今日は、書き出したビデオをiMovieで編集してYouTubeにアップする手順を紹介します。
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手順1:タイムラプス動画の設定をチェック
タイムラプス録画は、キャンバスの拡大・回転などの動作は記録されず、ストロークのみを記録してくれます。
完成までの描く工程は、Procreateを閉じても残っています。特に難しい設定はありませんが肝心な所を2カ所チェックします。
まず、アクションパネル→ビデオと進んで「タイムラプス録画」がONになっているかチェック
ここがOFFだと録画されません。
続いてもう1カ所、iPad本体の設定→Procreateと進んで「タイムラプス動画質」が標準になっているかチェックします。
ここが無効だと録画されません。
他にも画質が選べますが、今回は標準画質で行います。
手順2:タイムラプスビデオを書き出してiMovieへ
作品が完成したらタイムラプスビデオを書き出してiMovieに読み込みます。
「タイムラプスビデオを書き出す」をタップすると「全長」と「30秒」の時間を選ぶことができます。
「30秒」は全長を短縮したビデオです。こちらは高速で移り変わる描画が面白いですね。
時間的に言ってもtwitterなどSNSの投稿に向いてます。
今日はYouTubeにアップしたいので全長を選んで編集します。
直接 iMovieにコピー
書き出しが終わるとダイアログボックスが現れるので、「iMovieにコピー」→「新規ムービーを作成」をタップします。
直接iMovieにコピーされます。
タイムラプスビデオを書き出してからiMovieに読み込むまでの流れはこの方法が早いです。
iPadに保存してからiMovieで読み込む
書き出してから一度iPadに保存したい場合は、ダイアログボックスの「ビデオを保存」をタップします。
iMovieに読み込むには、アプリを立ち上げてから「+をタップ」→新規プロジェクトの「ムービー」を選択
カメラロールからビデオを選択して「ムービーを作成」をタップするとiMovieの編集画面に読み込むことができます。
一度iPadに保存した場合の流れはこのようになります。
ちなみにタイムラプスビデオは何度でも書き出すことができます。Procreate内に完成した作品を描画しないで保存する環境をつくれば、iPadに保存する必要はないでしょう。
例えばレイヤーをロックするとか・・・参考:【Procreate】レイヤーの仕組みと基本操作
手順3:iMovieで編集する。
ここからは、iMovieで編集します。
基本的な内容ですが、主にBGMとタイムラプス動画の時間の合わせ方を紹介します。
iMovieの編集1:BGMを入れる
まず、タイムラプス動画にBGMを入れましょう。
編集画面の右下「オーディオ」をタップするとiMovieのサンプル曲が使用できます。
またiTunesから曲を読み込むこともできますが、今回はフリーのBGMをパソコンにダウンロードしてiMovieに読み込みます。
”BGMフリー”と検索するとダウンロードできるサイトはいくつもありますが、おすすめサイトはこちら→フリーBGM(音楽素材)
BGMが8000曲余り収録されており、全て無料でダウンロードできます。
サイト内の検索で収録時間などが設定できるので、タイムラプス動画の時間に合わせたBGMが選びやすいです。
使用するBGMは、作曲者の利用条件をよく読んでね!
パソコンにダウンロードしたBGMをiMovieに読み込むには、iPadのファイルアプリ「iCloud Drive」が使用できるのでこれを使います。
まずパソコンでダウンロードしたBGMをiCloud Driveにアップ
アップ後、iMovieの「iCloud Drive」から使用するBGMをタップすると読み込むことができます。
ビデオの下にBGMのバーが挿入されればOKです。↓↓↓
iMovieの編集2:ビデオの速度変更
次にビデオの速度を変更します。収録時間はビデオの最後に記載されています。
上図は8:24のビデオになってますが、これだと見ていて飽きてきますね。
タイムラプス動画は2倍速くらいが丁度いいです。
つまりビデオを2倍速した時間に合わせてBGMを選ぶと編集がしやすくなります。
編集方法は、ビデオをタップすると下部に現れるツールバーから「速度」を選択します。
速度調整バーを右いっぱいに移動すると2倍速になります。
ビデオの時間は半分の4:12になったので、これより少し短いBGMをダウンロードするといいですね。
今回のBGMは 3:46 なので、さらに編集していきます。
iMovieの編集3:ビデオをカットする
ビデオの不要な箇所はカットしましょう。
何度もやり直したり、もたつていて描いている箇所は見苦しいのでカットします。
中央の白い線の位置がプレビュー画面に表示されるので、カットする箇所が手動で確認できます。
カットしたい箇所を白い線に合わせて、アクション(ハサミのアイコン)に移動→「分割」をタップ
同じ動作を繰り返し、カットしたい箇所を選びます。
選んだ箇所はクリップに分かれ、プレビュー画面に時間が表示されます。
時間を確認して、削除アイコンをタップすればカット完了です。
BGMとの時間をあわせてカットしていきましょう。
iMovieの編集4:トランジション(画面切り替え効果)を変更する
ビデオをカットするクリップとクリップの間にはトランジション(画面切り替え効果)が入ります。
変更したい時はアイコンをタップ
「なし」「テーマ」「ディゾルブ」「スライド」「ワイプ」「フェード」から選ぶことができます。
この中の「フェード」は一度画面が暗くなりビデオをつなげてくれる効果があります。
ビデオの切替が極端に変化した場合は、「フェード」などの効果を出してつなぎましょう。
iMovieの編集5:オープニングとエンディングにフェードを入れる
オープニングとエンディングにもフェードを入れることができます。
プロジェクトの設定から「黒からフェードイン」「黒へフェードアウト」をONします。
単純にプロっぽくなるので・・・ここはONです。
iMovieの編集6:BGMの音量を調整(フェードアウト)
BGMの音量調整は、「音量のアイコン」をタップします。
音量調整のスライダーは最大500%まで上げることができますが、ここは100%のままでいいでしょう。
また、BGMにもフェードを使うことができます。スライダー横の「フェード」をタップ
黄色い三角のアイコンを左に移動してフェードの開始位置を特定します。
徐々に音量が小さくなり最後は無音になるので、ビデオよりBGMが長くなった場合に活用できます。
つまり、ゴマカシができる
iMovieの編集7:クリップの長さ調整(仕上げ)
最後にクリップの長さを調整してBGMとの時間を合わせます。
iMovieの編集2でビデオ全体の速度調整をしましたが、クリップごとに速度を変えることができます。
アクションからクリップをタップして、左右に伸縮するとビデオの長さが調節できます。
秒単位で調整できるので、エンディングでBGMとの時間をピッタリ合わせるのに向いています。
また、ビデオの途中を見せたい所は遅く、逆に2倍速より早くしてスルーしたい所は早くとクリップを作るとビデオに変化がつけられます。
フェクトを「なし」すると接続部分には影響がないのでドンドンやってみましょう。←iMovieの編集4
YouTubeにアップする
編集が終わったらTouTubeにアップします。
画面左上の「完了」をタップ→タイトルをつけましょう。
共有ボタンからYouTubeを選べばOKです。
タイムラプス動画をiMovieで編集してYouTubeにアップする手順でした。楽しんでください・・・では