新しくリリースされたProcreate4.1に様々な機能が追加されました。
きょうは新機能の中から、描画ガイドの「対称」に画像調整の ゆがみフィルター を使った作品例を紹介します。
とっても美しい幾何学模様ができあがたんですよ!たまたまできたんですが・・・
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描画ガイド「対称描画」
前バージョンの「遠近法ガイド」は 描画ガイド に変更されて「2Dグリッド」「アイソメトリック」「遠近法」「対称」の4モードが選択できるようになっています。
今回は対称モードの中から「放射状」を使用します。
まず、アクションパネルからキャンバスを選択
「描画ガイド」をON→「編集 描画ガイド」をタップして編集画面に移ります。
画面の上は、4っのモード選択とグリッドの色が変えられるスライダーが追加されています。
画面下はそれぞれ
- ガイドの厚さ(太さ)の変更
- ガイドの不透明度の変更
- アシスト付き描画は、ガイドに沿って線が引ける機能です。
- 回転対称は、ONで点対称、OFFで線対称に切り替わります。
- 「横方向」「縦方向」「四分円」「放射状」は対称軸の数で分かれています。
回転の相称は、線対称と点対称の切替
「回転対称」をONすると点対称に切り替わりますが、線対称と点対称の違いについて・・・
線対称は、ガイド線と対称に描写される図形こと→(対称移動)
ガイド線に沿って描くと左右対称の画像ができ上るのが特徴です。
これに対して点対称は、180°回転して描写される図形のことです。(回転移動)
ガイド線に沿って描いても180°回転するため左右対称画像にはなりません。
今回使う「放射状」は、4本のガイド線があるため分かりにくいですが、描写される位置は下図のようになります。
ガイド線に対し8面同時に描写されますが、点対称と線対称それぞれ同じ位置に描写されます。
今日はどっち使ってもいいです。
放射状に「ゆがみフィルター」を使ってみた
さてさて今日の本題、放射状に「ゆがみフィルター」を使ってみました。
「放射状」は、ガイド線が放射状に延びているため 万華鏡のような幾何学模様 が作成できるんです。
以前紹介したAmaziographも同じような模様が作成できて、ガイド線は30本まで増やせます。
Procreateは4本なんで少しものたりなく思ったいましたが、「ゆがみフィルター」を使うとAmaziographに引けを取らない作品ができるんです。
ガイドアシストされた図形が、対称移動または回転移動を繰り返し広がっていく幾何学模様に、歪んだ曲線を加えると模様全体に動きと変化を与えてます。
「ゆがみが魅力的に見せる効果をもたらせている」そんなように思えます。
ゆがみフィルター
画像調整に追加された「ゆがみ」は、ガイドアシストされた「対称」にも使えます。
公式サイトの説明では
対称描画
ストロークがキャンバス上でミラーリングしたり回転したりして、美しいデザインと構成を作成するのを目の当たりにしてください。ブラシ、ぼかしと消しゴム、またはColorDropも使って描画できます。
とありますが、「ゆがみ」もちゃんと使えるんですよ。
対称描画に「ゆがみ」を使うためのポイント
画面下にある
- 「プッシュ」「右回りに渦巻き」「左回りに渦巻き」「ピンチ」「展開」は変形の操作
- 「再構築」「調整」「リセット」は修正やリセットができます。
対称描画に「ゆがみ」を使うポイントは、キャンバスにタッチすると渦を巻くように形が変形していく「右回りに渦巻き」か「左回りに渦巻き」で変形させ「プッシュ」で形を整えます。
変形操作を行うと「調整」が有効になるので、やり過ぎた場合はスライダーで調整できます。
調整が0%になると操作前に戻ります(リセットと同じ)
またブラシサイズは10%くらいがいいでしょう。
大きすぎると形が崩れすぎるので、少しづつ変形させたい箇所をタッチします。
またタッチしながらガイド線に沿って動かしてみたり、横へ動かしてみたりと偶然できる形や模様を楽しんでください。
ゆがみフィルターは、ガイド線からはみ出さないので少々雑にやっても大丈夫です。
ColorDropで着色もOKです。無限に展開する幾何学模様をぜひ楽しんでください。