風景画には欠かせない木。サクッと簡単に描いてみたいですよね!

今日は、絵を描き始めた初心者におすすめの木の描き方です。

複雑に絡み合っているように見える枝ぶりにも一定の法則があります。

この法則を守って描くだけで、バランスの良い木がサクッと描けてしうから不思議(笑)

照れる楽じい

面倒な下描きも不要。めちゃくちゃ簡単です。・・・ではスタート

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枝ぶりの法則

  • 法則1:幹の太さは、枝の太さの和。(枝+枝+枝=幹)
  • 法則2:上(先)へいくほど枝は細くなる。
  • 法則3:枝と枝が交わる角度は30°
  • 法則4:三股で分かれた枝は、ずっと三股で分かれている。(二股で分かれた場合も同じ)

法則1:幹を先に描いてはいけない。幹は枝の数だけ自然と太くなる。

絵を描き始めた初心者が、バランスの良い木を描く場合、幹を先に描いてはいけません

幹は枝の数だけ自然と太くなります

幹を描いて枝をつけ、その先に葉や花を咲かせる描き方は、中・上級者向けです。

樹齢何百年の巨木も生まれたては、細い茎と葉っぱ。

長い歳月をかけて、枝分かれしながら成長し、その枝の数だけ幹は太くなります。

いきなり太い幹が土から出てきて、枝がつくわけではありませんよね!

つまりバランスの良い木の描き方は、枝から描く方が簡単です。

法則1は、枝+枝+枝=幹。

照れる楽じい

簡単な足し算から始めましょう。

法則2:上(先)へいくほど枝は細くなる。

法則2は、上(先)へいくほど枝は細くなります。

物理的に言って、これは簡単な法則。

先が太い枝は、重くて折れちゃいますから・・・

法則3:枝と枝が交わる角度は30°

法則3は、枝の角度を決めました。枝と枝が交わる角度は30°です。

あえてアンバランスな木を描こうとしない限り、この法則は守りましょう。

どこから枝を描いても交わる角度は30°です。

法則4:三股で分かれた枝は、ずっと三股で分かれている。

法則4は、枝分かれの法則です。

はじめに三股で分かれた枝は、枝の先までずっと三股で分かれています。

二股で分かれた枝も同じ。ずっと二股に分かれている。

実際、折れた枝が隠れて見えない部分もありますが、分かれた枝の数は枝先までずっと同じです。

描画手順1:高さ幅を決める

4っの簡単な法則を紹介しました。では実際に描いていきます。

まず始めに、背景の建物などに合った木の高さと幅を決めます

枝をどこから描き始めても交わる角度は30°です。(法則3)

交わった後は下まで枝を足します。(法則1)

どれだけの高さと幅で、何本の枝を付けたいかは、あなたの自由。

あなたが付けたい枝の数だけ、自然と幹が太くなっていきます。

描画手順2:小枝を描く

枝に小枝を描きます。大胆に描いていきましょう。

描画手順1と同じ、交わる角度は30°です。

交わった後は、枝を通り下まで小枝を足します

これも法則1と同じ(小枝+小枝+小枝=枝)

小枝の数だけ枝が太くなり、さらにバランスのとれた幹ができあがってきます

法則2のように、先へいくほど枝は細く、根本は自然と太くなります。

感動したい楽じい

非常に簡単な足し算です。

法則4の「三股で分かれた枝は、ずっと三股で分かれている」に注意して、大胆に描き進めていきましょう。

枝と枝が重なっても全然OKです。

木の描き方

描画手順3:余分な枝を消す

大胆に描いた後は、背景に邪魔な枝は消します。

この時注意するのは、法則4「三股で分かれる枝は、ずっと三股で分かれている」

折れた枝のように分かれた枝を残しましょう。

最後に小枝にも枝を描いて完成です。

小枝よりも細い枝は、幹まで描き足す必要はありません。

これまででバランスのとれた木に仕上げっているので・・・

楽じい

細かそうな作業に思えますが、描いてみると非常に簡単!サクッと仕上がります。
次回はここに葉っぱを描きます。さて、なんの木にしようかな!・・・では

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