最新のジェスチャコントロールの設定は以下の記事にまとめています。
※Procreate4.1バージョン
こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
今日は、Procreate(プロクリエイト)の環境設定にある「高度なジェスチャコントロール」について・・・
現在の最新バージョンは3.1.4です。(2016.11)
アップデートを重ねて機能も増え、細かい設定ができるようになってきています。
でも公式チュートリアルを読んでもやっぱり説明不足ですね。まして英語だし・・・分かりづらいです。
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「高度なジェスチャコントロール」でパームリジェクションの精度が上がる。
パームリジェクションとは、手のひらが画面に触れても誤動作しないで描画できる機能のこと。
この機能のおかげで、紙に鉛筆で描くように描画することができます。
パームリジェクション機能が備わってないと意図しない点や線が描画されてしまうのです。
当然、Procreateにもこの機能が備わっていますが、全く誤動作しないという訳ではありません。
そこで今回は、「高度なジェスチャコントロール」の設定でパームリジェクションの精度が上げられる方法です。
Apple Pencil+iPad Proを使っている人にはかなり有効だな!
Apple Pencilの使用には、この設定がおすすめ!
Apple Pencil使用時に限りますが、この設定によりほぼ誤動作が防げています。
まず設定場所はここ・・・
「高度なジェスチャコントロール」の設定は、上部ツールバーのアクションパネルから「環境設定」タブで行えます。
開くと下図の設定画面が出てきます。
上段には、Apple Pencilとタッチ(指モード)。
下段は、Eyedropper(スポイト)やQuick Menu(クイックメニュー)が割り当てられています。
今日は上の設定だけ・・・下段の説明は次回ってことで
上段にある【Apple Pencil】と【タッチ】は、Apple Pencil使用時のツールと指でキャンバスをタッチした時のツールにそれぞれ別のツールを割り当てることができます。
【Apple Pencil】には「選択済みツール」を選択。
わたしは、Apple Pencilの設定には「選択済みツール」を選択しています。
「選択済みツール」以外を選ぶとその選んだツールしか使えなくなるので・・・
例えば、「ペイントのみ」を選択すると「ぼかし」や「消しゴム」は、キャンバス上では反応しません。
キャンバス以外のツールバーには反応しますが、キャンバスの上ではペイントしかできないということです。
ここはApple Pencilをフルに使いたいので、「選択済みツール」を選んでいます。
【タッチ】は指と他のタッチペンに反応する。
次に、右側の【タッチ】は、指先や他のタッチペンで描画する場合に選択するツールです。
ここではApple Pencilを使用する人にとって、指での描画はまず必要ないと思います。
他のタッチペンと併用したい人には有効な設定ができますが、わたしはApple Pencil以外は使用しないので、「選択済みツール」や「ペイントのみ」は選択していません。
それ以外の「ジェスチャのみ」または「ぼかしのみ」か「消しゴムのみ」を選択する事のなりますが、わたしのおすすめは「ジェスチャのみ」です。
これでキャンバス上ではApple Pencil以外では描画できなくなるので、誤って手のひらで描いてしまうなどの誤動作を回避できます。
指は、拡大・縮小・回転・移動などに特化させる方が自然な動作なのです。
ほかには「消しゴムのみ」を選択して、指で間違って描いてしまった線画を消していくのも非常に効率がいい方法ではあります。
・・・がわたしの場合、二本指操作でちょくちょく作画を消してしまったので、「ジェスチャのみ」としてみました。
※Apple Pencilを使用しない場合は、【タッチ】の選択には「選択済みツール」に設定します。
iPad側にも2ヵ所に設定
iPadの設定アプリで機能をOFFにしておきたいのが「マルチタスク」のジェスチャ機能と「アクセシビリティ」のズーム機能です。
この2つも指でiPadの画面が反応してしまうので、Procreate使用時に誤動作の原因となります。
ジェスチャ機能をOFF
ジェスチャ機能をOFFにするには、【一般】 → 【 マルチタスク 】→ 【 ジェスチャ 】です。
4本指または5本指手のマルチタスクジェスチャーが起動するのを防ぎます。
ズーム機能をOFF
次にズーム機能です。
【一般】 → 【 アクセシビリティ 】→ 【 ズーム機能 】でOFFにします。
アクセシビリティのズーム機能が意外だと思われるでしょうが、これProcreateにも反応してしまうのです。
気付かない内に3本指でダブルタッチしてしまって、画面が拡大されます。
Procreateのツールバーが隠れてしまって、これイラッときちゃうんですね。
なのでこの機能もOFFにしておきましょう!
ここまでの設定で、Apple Pencilを使用している人には、ほぼ快適な環境が得られるようになります。
まだ完璧とちゃうんかい!
他のタッチペンを使用するときの設定
Apple Pencil以外のタッチペンの設定には、Procreate独自のパームリジェクションを利用できます。
【Procreate】→【パームサポートTMのレベル】
ここの(詳細モード)か(標準)にチェックを入れれば、パームリジェクションがオンになります。
ただし、Apple Pencilと比べたら精度はかなり低いです。
逆に2本指で操作する拡大や回転などに不具合が出ることもしばしば・・・
パームリジェクションが有効になったことで、指モードの反応が鈍くなったせいですね。
はっきり言って、わたしは無効にしています。
完璧を求めるならこの方法
最後になりますが、Procreateのパームリジェクションを100%完璧する方法はこれ・・・
指先をカットした手袋です。
このアイテムによってペンを持っている手は、画面に触れることはありません。
Apple Pencilにも他のタッチペンを使用している人にも誤動作は完璧に防げます(笑)
特に、Apple Pencil以外のタッチペンを使っている人にはおすすめのアイテムです。
なんじゃオチはこれか・・・
次回は、Eyedropper(スポイト)とQuick Menu(クイックメニュー)の設定方法です。
では・・・