こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
今日は、「Procreate」の高度なレイヤー機能のひとつ「リファレンスレイヤー」の使い方について・・・
「Procreate」の公式チュートリアルには、たった1ページしか説明がないんですね。
チュートリアルと言うのは、IT用語でいう説明書ってことでいいと思うんですけど、たった1ページでは理解し難いです。
なので使い倒した結果、「リファレンスレイヤー」はこんな使い方ができるってことでまとめてみました。
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An advanced feature designed for cartoonists and concept artists that keeps color fills and ink separate.
Reference Layer works exclusively with ColorDrop to reference the active ref layer (indicated by a purple layer) and fill to the normal selected layer.
Swipe a layer with two fingers to activate it as the Reference.
Select another layer and ColorDrop can fill into the selected layer based on the Reference.
引用元:Procreate-Artists-Handbookより
Google翻訳で訳してみたんですが・・・
「リファレンスレイヤー」というのは、
- インク(線画)のレイヤーと塗りつぶし専用のレイヤーを別々に保持することができる。
- カラードロップと組み合わせることで有効になる。
- 「リファレンスレイヤー」を有効にすると、別のレイヤーにColorDrop(塗りつぶし)することかできる。
てな事が書いてありますが、要はカラードロップと一緒に使え!ってことです。
「リファレンスレイヤー」単体では、何も始まらないのです。
カラードロップは塗りつぶしツール。
まずはじめに、「Procreate3.0」の便利な機能にカラードロップがあります。
基本的な使い方は、右上のカラー選択ボタンからインク(線画)で囲んだ中をドラッグ&ドロップで塗りつぶすことができるんですね。
すごく便利です。
線で囲まれた範囲を隙間無く塗りつぶしたいときはドラッグしたまま、塗りつぶしたい箇所の上でホールド。
少し待つと上部に「しきい値」が表示されるので、指を左右にスライドさせて範囲を調整できるんです。
右にスライドすれば「しきい値」が髙くなり、左にスライドさせれば低くなります。
細かい個所を塗りつぶしたい場合は、「しきい値」を低くすれば綺麗に塗りつぶせます。
こんなふうに、線で囲んでいた頭の部分が綺麗に塗れましたね。 めっちゃ楽です!
カラードロップは、一瞬で塗りつぶせるので非常に便利な機能です。
でも、これだとせっかく綺麗に描いた線画と塗りが一緒のレイヤーなんですね。
通常は、線画と塗りのレイヤーは別々にしたいところです。
ここで、使いたいのが「リファレンスレイヤー」っていうやつ
「リファレンスレイヤー」を使うとそれぞれのレイヤーが独立して保持できるんです。
2本の指で右にスライドするとリファレンスレイヤーが有効になる。
塗りつぶしたいレイヤーを2本指で、右にスワイプさせると「リファレンスレイヤー」が現れます。
ここでは、髪の毛の線画レイヤーを選択しました。
この時、線画のレイヤーは、頭・顔(眼、口、鼻)・体などを分けて描いとくが重要です。
ひとつのレイヤーに全部線画を描いてしまうと「リファレンスレイヤー」も「カラードロップ」も使えないので・・・
カラードロップ用のレイヤーを追加すると「リファレンスレイヤー」が紫色にかわる。
「リファレンスレイヤー」を選択後、カラードロップ用のレイヤーを追加します。
髪の毛の線画レイヤーが紫色になっているのがわかりますね。
これがリファレンスレイヤーになってる証拠。
カラードロップ用のレイヤーに、先ほどの要領でドラッグ&ドロップすると綺麗に塗りつぶされました。
同時にレイヤーも2つに分かれています。
こんな感じで、他の色のカラードロップ用レイヤーも作って、さっさと塗ることができます。
ほんとに楽だわー
以上
リファレンスレイヤーの使い方でした。
次回は、「Procreate3.0」の高機能レイヤーの2つめAlpha Lock(アルファロック)と「内容を選択」の使い方についてです。
では・・・
追記:レイヤーのオプションメニューの変更点
Procreateが3.2にバージョンアップされました(2016年12月)
これにより「リファレンスレイヤー」の操作方法が変更されています。
- リファレンスレイヤーは、オプションメニューから「基準」をタップに変更。ジェスチャーは廃止です。
- 今までのジェスチャー(2本指で左から右にスワイプ)は、Alpha Lock(アルファロック)に変更。
新しくなったレイヤーのオプションメニューが変更されています。
こちらに変更点を詳しく書いているので参考にしてください!(^^)!
カラードロップを多用したい人は、「リファレンスレイヤー」との組み合わせで早くて便利に色塗りができるってことですね!
色塗りを楽しみたい人は必要ないかも・・・です。