こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。Procreateを使ってグリザイユ画法に挑戦してみました。

グリザイユ画法というのは、油絵の下絵を描く技法の一種で、下塗りを灰色系の色で濃淡を付けてから、全体を着色する方法です。

デジタルの場合だと灰色系で塗った下絵の上にレイヤーの描画モードを「オーバーレイ」にして着色するのが一般的なようです。

ベタ塗りで乗せたレイヤー(オーバーレイ)が、灰色で塗り分けた下絵に反映して、絵を完成させるというのがグリザイユ画法の利点なんですが、ここでちょっと疑問がでてきたんです。

というのは、「灰色系で塗った色を「オーバーレイ」で着色すると何色に変化するのか?」ってこと・・・

今日は、塗りたくって理解できた事をまとめました。

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描画モードをオーバーレイにする。

まず、オーバーレイにする手順から・・・

灰色系で明暗を付けて塗ったレイヤーの上に、新規レイヤーを追加して描画モードをオーバーレイにします。

※通常の「N」ボタンから「コントラスト」→「オーバーレイ」

レイヤーが「O」に変わればOKです

上図は、人の顔を単色で肌色を乗せた例です。

実はこれ、イメージしていた色にならなかったので、肌の色を濃くしたり、オーバーレイを重ねたりと試行錯誤してなんとか完成させた絵です。

下絵のグレー色が明るすぎたので、ただ顔が白っぽくなっただけの失敗作でした。

では自分がイメージする色に完成させるには何色を基本色にすればいいのか?っていうのが今日の課題。

照れる楽じい

ネット中を駆け巡ったけど、わたしが理解できる説明がない!書籍もない!

灰色(#808080)は何色を乗せても変化しない。

塗りたくってとりあえず解ったことが、灰色(#808080)は何色を乗せても変化しないってこと。

レイヤーの描画モード「オーバーレイ」を赤色に塗っても灰色(#808080)の上では赤色。緑なら緑。青なら青と変化はしません。

つまり輝度50%グレーは、オーバーレイを掛けても何も変化しないってことです。

他にも白色は「オーバーレイ」を掛けても白のまま、黒は黒でした。

上図のように、灰色(#808080)を基準に濃淡が分かれた下絵に、オーバーレイで乗せたそれぞれの単色を着色すると、単色を基準にしたグラデーションができあがります。

つまり、下塗りを灰色(#808080)を基本色と考えて明暗をつけて塗って行けば、イメージ通りの色が出せるということです。

照れる楽じい

ネット検索しても具体的な色名が表示されていなかったので、理解不能でした。

Procreateのカラーピッカーを使って再度グリザイユ画法に挑戦

これまでの事を踏まえて、procreateのカラーピッカーを使って、再度グリザイユ画法に挑戦してみました。

こちらは、クラシックピッカーの方が解りやすいです。

3本バーの1番下、中央に位置するのが#808080のグレー色。基本となる色です。

見ての通り右にスライドすれば明るく、左にスライドすれば暗い色になるので、基本色(#808080)をベースにアサガオを描いてみました。

できあがった下絵の上に「オーバーレイ」で着色 ↓↓↓↓↓

それぞれ赤色なら赤の花びら、青色なら青の花びら、黄色なら黄色の花びらとイメージ通りの色に明暗を付けて着色できました。

感動したい楽じい

まさに、頭の中のグレーゾーンが鮮やかに理解できた瞬間(笑)

まとめ

今日のまとめは、主題である「灰色で塗った色は、オーバーレイを掛けると何色に変化するのか?」ってこと。

その答えは、灰色(#808080)の上では、オーバーレイで乗せた単色の色はそのまま変化しないってことです。

つまり、ベース色を(#808080)に設定して塗り分けていくとで、イメージ通りの色のグラデーションができあがる。というお話でした。

楽じい

そもそもグリザイユ画法に興味を持ったのは、ベース色が灰色というところです。色の見分けが苦手な私にとっては、灰色系の違いが1番わかる。なので描画モードの「オーバーレイ」は、神的に嬉しい機能です。

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