こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
眼科で受ける色覚検査は主に3種類です。
- 仮性同色表(石原式検査表)
- パネルD-15テスト
- アノマロスコープ (anomaloscope)
今までの色覚検査は、まず健康診断などで仮性同色表(石原式検査表)により色覚異常の疑いのあるものをふるい分け、
その後、眼科医による精密検査によってその人が色覚異常であるかを確定診断するという手順になっていました。
2003年以降、色覚検査を受けていない人も多くなってきいる今、「色覚検査はこういうもの」というアプリを3つ集めてみたんで、試しにやってみることをオススメします。
大事な検査なんで・・・
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仮性同色表(石原式検査表)
学校では廃止になった、色覚検査ですが、この仮性同色表(石原式検査表)を知っている人は多いのではないでしょうか。
仮性同色表の中でも一般的なのが、石原式検査表です。 これは1916年 (大正5年) に石原忍博士が徴兵検査用に開発したもので、現在まで 80年以上の間、世界中で使用されているんですね。
この表がすらすら読めれば、
ほぼ間違いなく一般色弱(正常)と判断できるんで、
まずはやってみることをオススメします。
無料なんで・・・
色覚に異常がある人は、読めない表があったり、間違えて数字を読んだり、または一般色弱(正常)には読めない表が読めたりと、かなり軽い色覚異常でも、発見することが可能なテストです。
ちなみに、わたしの結果は24パターン中、正確に判断できた表は2つだけでした。
パネルD-15テスト
パネルD-15テストとは、色がついた15個の円盤(キャップ)を色合いが近い順から並べていく検査です。
一番左端の青だけは固定で、順に15個のパネルを並べていきます。
色弱のタイプによってどの色とどの色が似ているかの感じ方が異なるため、並べ方のパターンを見て色弱タイプを診断することができる検査です。
並べ方によって、赤錐体が異常なのか、緑錐体が異常なのか、または青錐体も含めて、色覚異常を総合的に診断できる検査なんですが、 この検査で異常が見られなくても一般色覚(正常)とは判断できません。
仮性同色表(石原式検査表)で色覚に異常があると診断されても、軽度の色弱では正常の配列が可能なようです。 中程度以上の異常を診断することが可能な検査です。
色弱タイプ別テスト結果
15のパネルを並び終え、完了をタップするとテスト結果が表示されます。
チャートのP~15までが滑らかなに繋がっていれば3色覚(正常)です。
数字の近い範囲で間違っている場合や1か所だけ大きく飛んでいる場合でも3色覚者の不注意で誤りをしたと判断されるので問題ありません。
1型色覚
1型色覚(赤色弱)と書かれた指示線と平行な線ができる場合は、L錐体の異常により起こる色覚特性と診断されます。
※2,3と12,13で混乱が生じます。
2型色覚
2型色覚(緑色弱)と書かれた指示線と平行な線ができる場合は、M錐体の異常により起こる色覚特性と診断されます。
※3,4と13,14で混乱が生じます。
3型色覚
3型色覚(青色弱)と書かれた指示線と平行な線ができる場合は、S錐体の異常により起こる色覚特性と診断されます。
※7,8と15で混乱が生じます。
私のテスト結果は下図の通り、1型色覚の指示線と平行な線ができているので、1型色覚となります。
アノマロスコープ
人は、眼球の奥にある赤錐体・緑錐体・青錐体という細胞によって光を感じて色を見分けています。
色覚異常(先天赤緑色覚異常)とされる人は、この赤錐体または緑錐体が欠けているか機能していません。
光の三原色では、赤と緑を合わせると黄色になるという特性があるのをご存知でしょうか。
この特性を生かして、色覚異常(先天赤緑色覚異常)者の 錐体にどの程度の異常があるのかを、かなり正確に判定することが可能な検査器具がアノマロスコープ (anomaloscope) です。
アノマロスコープを覗くと、上下に2つに分けられた丸があり、下半分は基準となる黄色の光を明るくしたり、暗くしたりと変化させることができます。
上半分には、緑色の光と赤色の光が重ねて呈示されています。この緑と赤の光の混合比を調節して、下半分と同じ黄色になるように調節します。
アノマロスコープでは緑色と赤色の光だけを使って、黄色の色合わせを行う検査なんですが、特定の色合わせのみで検査するため、主に色覚異常の大半である先天赤緑色覚異常の検査には有効なようです。
同じ色になった時点で、結果をタップ。
2つの点が中央の円の中に納まっていればOK!
わたしのように、2つの点が大きく離れているようなら、正確に色が判断できていない可能性があります。
あくまでも色覚検査の類似体験ですが、主要検査の3種類を集めました。まづは無料アプリから・・・