こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
今日は、色弱者が必ず受ける質問について・・・
一般色覚(正常)の人には、不思議に思われるんでしょうけど、私たち(色弱者)が必ず受ける質問がこれ。
「この色どんなふうに見えるの?」
実は、これ難問なんですよ!
色覚異常について研究された人には、ある程度納得のいく答えができるのですが、私たちに突然こんな質問をされても答えようがないんです。
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例えば
これは、赤色です。色弱の私たちが見ても赤色だし、当然、一般色覚(正常)の人が見ても赤色です。
「どんなふうに見えるの?」って聞かれても赤色は赤色なんです。
こんなことを言うと・・・
じゃぁ「なんで赤色を茶色だと言ったり、なんで消防車を茶色に塗ったりするの?」
なんで?なんで?なんで?の質問攻めを受けることがあります。
もちろん相手は悪気があって質問している訳ではないのですが、子供の頃にこんな質問をされると「僕は、色の見え方が変なんだ!」なんて色に対して劣等感を持ってしまいます。
特に親から不思議そうな顔をされるのが、辛いんですよ。
本当の色を知らない幸せ
色弱者は、本当の色???を知りません。
生まれて初めて見た赤色は、たとえ一般色覚(正常)の人と見え方が違っているとしても、今見ている赤色が私たちの赤色なんです。これは一生変わることはありません。
もし突然、一般色覚(正常)の人と同じ見え方をしたり、また元に戻ったりと繰り返してしまったら、私たちは混乱するでしょう。
日常生活が特に支障なく暮らせているのは、本当の色???を知らないお蔭なんですね。私たちの見ている色の世界は、これが正常なんです。
なので「どんなふうに見えるの?」なんて質問は、まったくもって愚問なんですよ。
逆に色弱者が「あなたの見ている赤色はどんなふうに見えるの?」なんて一般色覚者に質問したら、なんて答えるのでしょうか?
当然、赤色は赤色ですよね。答えようがありません。まったく馬鹿げた質問じゃないですか?
「どんなふうに見えるの?」なんて当たり前のように、色弱者に質問してくる原因は、「色覚異常」「色覚障害」「色盲(色が見えてない)」という言葉に惑わされているのです。
私たちは、異常者じゃないし障害があるとも感じていません。色もちゃんと見えています。
子供の知識では納得させる説明はできない
生まれつき見ている色が、正常だと思っているのに、突然訳のわからない質問をされると子供は混乱してしまいます。
親が心配するのは当然だと思うのですが、
- 「なんで消防車が茶色なの?」
- 「なんでリンゴが赤茶色なの?」
- 「なんで人の顔を灰色に塗るの?」
なんで?なんで?なんで?の質問攻めは、子供をドンドン追い込んでしまうのです。
本来、楽しいはずの塗り絵だって嫌いになってしまいます。
「色覚異常」「色覚障害」「色盲」などという言葉に惑わされてはいけません。
色弱の子は、ちょっと違った個性的な色の見方ができる子供なんですよ。
色弱の子だって色彩感覚は育つし、一般色覚者に近づくこともできるのです。
石原式色盲検査表が読めないだけで、異常者扱いされる日本の社会にうろたえないで、しっかり色彩感覚を育ててあげましょう。
わたしの経験則で、色弱の子を持つ親御さんの子供への接し方を書いてみました。ご参考に・・・