iPadOS 14の新機能にスクリブル(Scribble)が搭載され、これを使ってProcrete5XでもApple Pencilによるテキスト入力が可能になりました。
「スクリブル」は手書きした文字をテキストデータに自動変換してくれる機能です。
そのほか、フォント編集画面ではテキストサイズなどの数値がキーボードで入力でき、テキストの縦書き変換ボタンも追加されています。
Apple Pencilで文字入力
Procreteでテキストを挿入するには、アクションパネルの「+追加」⇒「テキストを追加」をタップ。
はじめは、【テキスト】の文字とiPadのキーボードが出ますが、Apple Pencilで文字をぐちゃっと塗りつぶすようにすると文字が削除されます。
ボールペンで書き損じた時に文字を消すような感覚です。【テキスト】の文字を削除して新しい文字を入力しましょう。
また、文字の間をペンで縦に線を引くと空白を入れられ、そこに手書きすれば新しいテキストを文章の間に挿入できます。
逆に空白を削除したい場合は、同じように縦に線を引けばOK!
ほかにも便利だと思うのは、手書き入力はテキスト挿入の枠内でなくてもいいと言う事。テキストツールが起動している間はキャンバス内のどこで入力しても枠内に反映されます。
残念なのは、アルファベットと数字のみで日本語には対応していない所ですね。これは次回のアップデートに期待したいです。
テキスト入力欄であればどこでもスクリブルが使えます。
スクリブル機能は、SafariのアドレスバーやGoogle検索、メッセージアプリの返信欄でも、テキスト入力欄であればどこでも使うことができます。
これはProcrete 5Xでも同じです。テキストツール以外でもレイヤーの名前変更、ギャラリーに保存されているアートワークの名称等々、テキスト入力欄で使うことができます。
意外と面倒でそのまましていた名前の変更ですが、Apple Pencilで書き始めるだけで、サクッと変更できるようになりました。ストレス軽減ですね!
フォント編集画面の追加機能。
テキストツールのフォント編集画面にも新しい機能が追加されています。
フォント編集画面を開くには、起動時に表示されるキーボード右上の【Aa】ボタン、フォントを選択した時に表示されるにメニュー内から。またキャンバス左下のApple Pencilのボタンをタップして表示される【Aa】ボタンから開くことができます。
追加された機能は、フォントサイズなどの数値をキーボードで入力できるようになっています。またテキストの縦書き変換ボタンが追加されています。
フォントを選択した時に表示されるメニューにも、一部のフォント調整やコピー&ペーストなどのメニューが追加されています。フォント編集画面を開けるのはフォント名やスタイル変更ボタンです。