遠近法ガイドから「描画ガイド」に変わったProcreate4.1バージョンは、遠近法に加え対称描画水平垂直方向垂直と斜め45度方向に線が引ける4種類のモードが選択できるようになりました。 それぞれ使用方法を解説します。

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編集 描画ガイド

アクションパネル内のキャンバスから「描画ガイド」をON→「編集 描画ガイド」をタップ 上段で「2Dグリッド」「アイソメトリック」「遠近法」「対称」の4モードが選択できます。 またガイド線の色が変更できるスライダーが設置されています。

2Dグリッド

2Dグリッドは水平垂直方向に線が引けるモードです。「ガイドされた描画」をONにすると描く線は全て水平垂直に補正されて描かれます。 下段のスライダーでガイド線の「太さ」「不透明度」「グリッドのサイズ」が変えられます。 正方形や長方形を描くには適したモードです。

アイソメトリック

アイソメトリックは、垂直と斜め45度方向に線が引けるモードです。 2Dグリッドと同じように「アシストされた描画」が有効なときは、垂直と斜め45度方向に補正されて描かれます。 下段に設けられたスライダーは2Dグリッドと仕様は同じです。グリッドサイズを調整して大小さまざまな直方体が描けます。 また、立体的な構成で描けるのもアイソメトリックの特徴です。

遠近法

遠近法は消失点を3っまで配置してパースのガイドが作れます。 ガイド線の「太さ」「不透明度」の調節は画面下に設けられたスライダーからできます。

1点透視図

上の図は1点透視図。ひとつの消失点に向かって収束していく線を使って描く方法です。 アイレベル(青い水平の線)上に中心となる消失点を一つ置き、そこに向かってパースラインを描いていきます。 こちらも「アシストされた描画」が有効な時は、補正されて描くことができます。 アイレベルの角度調節は消失点を中心に変えることができます。 2点目の消失点から1点と2点がつながった線がアイレベルとして扱われます。

2点透視図

1点・2点透視図法では、アイレベルは平行でしたが、三点透視図法では平行では無くなります。

3点透視図

1点と2点で結ばれたアイレベルを元に上方向に3点目の消失点を置けば、ビルを見上げたように描くことができます。 高層ビルなどを描く場合にスケール感を出すのに有効です。

対称

対称では、対称軸となるガイド線を境にして左右同時に描くことができる左右対称画像などが作成できます。 用意されているモードは「横方向」「縦方向」「四分円」「放射状」の4種類のモードです。 縦方向の対称軸なら左右対称に描写され、横方向なら上下対称の描写されます。 「四分円」は上下軸と左右軸が直角に交わる2本の対称軸で構成さています。 四面が同時に描写されるので円状の絵を描く時は適したモードになります。

四分円

「放射状」はさらに2本の対称軸が追加されているので「四分円」よりも細かい描画ができるようになります。

放射状

8面が同時に描写されるので、同じ作業量でもより繊細な描画ができるのが「放射状」の特徴です。

回転対称とは

回転対称とは180°回転して描写される図形のことです。(回転移動) 左右対称に移動する線対称に対し、回転対称は点対称で逆さまに移動します。

回転移動

「回転対称」は左右対称画像にはなりませんが、「放射状」で円状の図形を作成する時は有効な方法です。 また8面同時に描写されるので複雑に思えますが、写し出される仕組みは「縦方向」等と同じです。

描画アシスト切替方法

描画ガイドの各モードに設置されている「アシストされた描画」を有効にすると描く線は全て補正されますが、ON/OFFの切替は編集画面以外でも可能です。 レイヤーをタップしてオプションメニューから切り替える方法がありますが、描画中にレイヤーを開くのも少し手間がかかります。 効果的なのは、「Quick Menu」か「ジェスチャーコントロール」の設定で割り当てるのがおすすめです。 「Quick Menu」には「描画アシスト」の切替ができるようになってます。 他にも「2Dグリッド」「アイソメトリック」「遠近法」「対称」の切替もできるようになってます。

 

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