こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。今日は新しくなったProcreate4.1のカラーピッカーについて・・・
iPadのお絵かきアプリ「Procreate」のHSBカラーモデルは、ディスク型のカラーピッカーとクラシックカラーピッカーの2種類が採用されています。
Procreate独自のディスク型は使いにくい!って方に今回のバージョンアップで追加された機能を紹介します。
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HSBカラーモデルとは
HSBカラーモデルとは色の三属性である色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(BrightnessまたはValue)を用いて色を指定するものです。
他のソフト等によっては、HSV(Value)と表記されたり、似たものにHSL(Lightness)と呼ばれるものもありが、ProcreateはHSB表記です。
ディスク型のカラーピッカーは、外側のリングで色相(H)を定義して、内側のディスクで彩度(S)・明度(B)を調整します。
- 色相は、赤・緑・黄・青・紫といった具体的な色を定義する要素。色が環状に並んでいるため、0°~360°の範囲で表します(値モード)
- 彩度は、色相で定義された色の鮮やかさ・濃さを表す要素で、0%~100%の範囲で表します(値モード)
- 明度は、色相で定義された色の明るさ・暗さを表す要素で、0%~100%の範囲で表されします(値モード)
色相・彩度・明度の正確な数値は、[値]モードで確認できます。
Procreateには「原色の組み合わせ」で色を表現するRGB方式も付属していますが、RGB値を変動させた場合に色の変化がイメージしにくく、細かな色の調整をしたい場合などには不向きです。
HSBの利点は「この色を明るくしたい」また「濃くしたい、薄くしたい」など感覚的な調整が簡単にできます。
ダブルタップで正確な数値が分かるようになった
ディスク型のカラーピッカーはより感覚的に操作しますが、ディスク内をダブルタップすると正確な位置にポインターを合わせることができるようになりました。
ディスクの中心点に合わせる場合は、その付近をダブルタップすると補正されて正確な位置に移動します。
外周は45°間隔でポインターを合わせることができます。
ディスクの中心点なら彩度・明度ともに50%
45°の角度なら彩度・明度ともに100%の純色ということになります。
- 中心点:彩度50% 明度50%
- 0°:彩度100% 明度50%
- 45°:彩度100% 明度100%
- 90°:彩度50% 明度100%
- 135°:彩度0% 明度100%
- 180°:彩度0% 明度50%
- 225°:彩度0% 明度0%
- 270°:彩度50% 明度0%
- 315°:彩度100% 明度0%
またこの動作は、ディスクを拡大した時にも有効です。
ある程度、正確な位置が判断できるようになったことで、今までよりも彩度・明度の微調整がしやすくなりました。
クラシックカラーピッカーとの違い
クラシックカラーピッカーは色相・彩度・明度の3本のスライダーで調整します。
彩度は横軸にとられていて、スライダーを左右に動かすと上部のポインターも左右に移動。
明度は縦軸にとられているので、スライダーを左右に動かすとポインターは上下に動きます。
ディスク型よりも彩度と明度を個別に微調整したい場合は、使いやすいHSBカラーモデルです。
まとめ
ディスク型に新しく追加された機能はダブルタップで正確な数値がある程度分かるようになりました。
クラシックは使いやすいHSBカラーモデルですが、ディスク型も進化して使い勝手がよくなってきています。