【Character Animator】トリガービヘイビアーにサイクルレイヤーを設定してレイヤーを連続で表示させる。(手を振る動作編)

こんにちは！楽じい(“@rakujii7“)です。今回は、Character Animatorのビヘイビアーにあるサイクルレイヤーの設定方法です。

キーボードで操作できるトリガービヘイビアーにサイクルレイヤーを追加すると、レイヤーを連続して表示することができます。

例えば、手を振るといった動作は連続して表示したいので、トリガーと合わせて使用すると、1つのキーだけでレイヤーのサイクルを開始できます。

表示させたいレイヤーをグループにする

以前の設定では、下図のように1つ1つのレイヤーにキーを割り当て、それぞれを表示していました。

(F)と(D)のキーを連続して押下しないと手を振る動作になりませんでしたが、これにサイクルレイヤーというビヘイビアーを追加して、1つのキーで動作するようにします。

それをするには、まず レイヤーをグループ化 する必要があります。こちらはPhotoshopで・・・

サイクル設定

次に、レイヤーをグループ化したフォルダーにトリガーを設定します。

キーを割り当ててサイクルをコントロールするには、トリガーパネルにフォルダーごとドラッグしてキーを入力します。

フォルダーごとドラッグすると、ドロップゾーンが表示されるので「トリガーを作成」の方へドロップします。

あとはキーを割り当て、「ラッチ」を有効にするかはお好みでいいでしょう。割り当てたキーは(R)にしました。

次に、このフォルダーにサイクルレイヤーを設定します。こちらは画面右側のプロパティーパネルから設定します。

トリガーパネルとパペットパネルでフォルダーを選択しているのを確認して、ビヘイビアーの＋ボタンからサイクルレイヤーを適用します。

正しく設定できれば、フォルダー横にビヘイビアーを追加したアイコンが表示されます。ポインターを近づけて「サイクルレイヤー」と表示されていればOKです。

また、キーボードトリガー(旧バージョン)にも、割り当てたキー(R)に「グループ内のその他を非表示」にチェックを入れておきましょう。

サイクルレイヤーのパラメーター

サイクルレイヤーのパラメーターには、以下のパラメーターがあります。

開始点は、レイヤーの表示を開始する時点をコントロールします。利用可能なオプションには「トリガー時」と「即時」があります←「トリガー時」でOK！
レイヤーの順は、表示するレイヤーの順番です。レイヤーを「上から下」または「下から上」に表示するかを選ぶことができます。
間隔は、レイヤーを表示する間隔です。フレーム数を多くすることにより、表示される速度が遅くなります←「録画モード」で確認して調整。
サイクルは、レイヤーの表示を繰り返す回数です。「連続」または「1 回」を選択します。←今回は「連続」に変更
順方向の後、逆方向に再生は、最後のレイヤーを表示したときに、レイヤーを逆方向に再生するかどうかをコントロールします。
最後のレイヤーを保持は、サイクルの最後のレイヤーを表示したままにするかどうかをコントロールします。
トリガーの終了時は、トリガーキーが離されたときの再生をコントロールします。「直ちに停止」は、キーを離したときにサイクルを停止します。「サイクルを完了」は、逆方向の再生を有効にした場合、サイクルが完了してから停止します。
一時停止後に続行は、サイクルの一時停止タグが適用されたレイヤーから再開する方法をコントロールします。「トリガー時」は、トリガーキーでレイヤーの一時停止を解除する場合に使用します。「トリガーの解除時」は、トリガーキーを押して離すことでレイヤーの一時停止を解除する場合に使用します。