こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
前回のヘッドターナーをつけたパペットに「呼吸」ビヘイビアーを追加しました。
こちらは、胸を膨らませたり収縮させたりして、本当に呼吸しているように見えます。
設定・調整ともに簡単にできるので紹介します。
スポンサーリンク
呼吸する部位を作成
まず、呼吸させる部位を作成します。肺呼吸する動物なら胸のあたりになるでしょう。
既存のレイヤーをコピーして、動かせたくない足元部分は削除しました。
レイヤーは、独立させて動かす部位になるので 名前の先頭に+を付ける ことを忘れないように!
Photoshopの作業はここまで!保存してCharacter Animatorに移動します。
タグ付けと注意点
Character Animatorで呼吸ビヘイビアーを適用する前に、チェックポイントとしてタグが有効になっているか確認しましょう。
Adobeさんのマニュアルでは、
「呼吸」という言葉を含む名前のレイヤーがある場合、レイヤーの原点は自動的に呼吸タグを取得します。
とありますが、タグがついていない場合があります。確認してから進みましょう。
また、オブジェクトはハンドルを中心に伸縮を続けるので、中央に設置されたハンドルを動かすと位置がズレてきます。そのままで!
呼吸ビヘイビアーを適用
では、呼吸ビヘイビアーの適用に進みます。
適用方法は、とても簡単!レイヤー横の+アイコンから「呼吸」を選択するだけでOKです。
「録画」モードに移ると、すでにパペットの呼吸は始まっています。パラメーターで動きを調整しましょう。
パラメーターの調整
- 呼吸/分⇒呼吸の頻度をコントロールします。数値を上げると早い呼吸、下げるとゆっくりとした呼吸動作になります。
- 最大スケール⇒オブジェクトが拡大する範囲(100%では変化なし)
- 最小スケール⇒オブジェクトが縮小する範囲(100%では変化なし)
- オフセット⇒スケールの距離
- 方向⇒スケールの方向
最大・最小スケールは、100%ではオブジェクトのサイズとなるので動作はしません。
オブジェクトのサイズを拡大して元に戻すなら最大スケールのみを調整。その逆は最小スケールとなります。
パペットにゆっくりと深い呼吸をさせるなら両方のスケールを少しずつ調整するとリアルな呼吸動作が表現できます。
パペットのデザインにもよるので、スクリーンを見ながら調整してください。
オフセットと方向は、オブジェクトが伸縮を続けながら 指定した距離と方向に移動して戻る 動作を繰り返します。
こちらは、パペットの肩方向に移動して肩呼吸のような表現もできますが、動きが面白いので呼吸以外の動作にも使えそうです。
キーを割り当てる
呼吸ビヘイビアーは、常に動作を繰り返しているので、キーを割り当てて出現させることも可能です。
こちらは、トリガーを使います。
以上、呼吸ビヘイビアーの適用方法でした。まるでパペットが生きているに見えてきます。是非、試してください。