明けましておめでとうございます!楽じい(“@rakujii7“)です。
高槻市内には、由緒ある寺社がたくさんありますが、その中のひとつ「阿久刀神社」を紹介します。
毎年、初詣で賑わう人気スポットです。
スポンサーリンク
場所
場所は、〒569-1132 大阪府高槻市清福寺町23-2
JR高槻駅北口から高槻市営バス「関西大学行き」に乗り「郡家本郷」バス停下車でします。
そこから歩いて3分ほどです。
駐車場もあります(20台まで)
神社周辺は古代の政治経済の中心地
阿久刀神社は、平安時代の法令集(延喜式) にも記載されている歴史のある神社です。
高槻市の発掘調査では、縄文時代から奈良・平安時代、そして中近世へと続く人々の生活跡が発見されています。
神社周辺には、嶋上郡の郡司(長官)一族の住まいがありました。
つまり、阿久刀神社の周辺は古代の高槻・三島の政治経済の中心地 でした。
近くの、今城塚古墳の発掘調査の結果からも明らかなようです。
江戸時代も人気のスポット
阿久刀神社は、戦国時代の戦火により一度焼失しましたが、文政11年(1828年)に再建されました。
江戸時代の人々も再建を願う人気のスポットだったようです。
摂津国(せっつのくに)の通俗地誌「摂津名所図会」にも掲載されています。
「摂津名所図会」は、今でいう関西版の名所案内雑誌ってところでしょうか。
ちゃんと阿久刀神社が載っています。
阿久刀神社(あくとじんじゃ) 芥川村にあり。 延喜式に出づ。当村の生土神(うぶすながみ)とす。 今住吉明神と称す。阿久刀は芥(あくた)に相通ず。
「摂津名所図会」より
当時は、ここ芥川村と呼ばれていました。(現在は清福寺町です)
この芥川は、阿久刀神社のそばを流れているので、昔は阿久刀川(あくとがわ)と呼ばれていたそうです。
きっと音が変化して芥川(あくたがわ)と呼ばれるようになったんでしょう。
”阿久刀は芥(あくた)に相通ず”とは、そう言うこと
また、住吉大神を祀ることから住吉神社とも呼ばれており、明治維新後には諏訪神社、大将軍社などが境内社として移築されました。
境内
拝殿は、平成13年に新築されました。
本殿は、「表筒男命(うわづつのお)」「 中筒男命(なかづつのお)」「 底筒男命(そこづつのお)」の三柱からなる住吉大神。
御神木
神社境内の東北隅には、神霊が宿ると言い伝えられている「御神木」があります。
樹齢800年以上の年代を経たムクノキの大樹です。
平成元年(1990)に市の保護樹木に指定されています。
「和魂(にぎみたま)、幸魂(さちみたま)、奇魂(くしみたま)」と3回唱えると、子宝安産・学力向上・悪病苦難除けのご利益があるといわれています。
境内社として移築された末社
明治維新後の神社整理により、芥川村に散在する無格社が末社として境内に移築 されました。
阿久刀神社は、住吉大神を主祭神と仰いでいる他に、家内隆盛、五穀豊穣といった日常生活をお助けくださる稲荷大神。
商売繫盛の戎大神もおまつりされています。
地元の生土神(うぶすながみ)「阿久刀神社」でした。初詣の参拝者に振舞われる甘酒(ノンアルコール)もとても美味しいです。