高槻市の「芥川桜堤公園」で毎年開催される「こいのぼりフェスタ1000」

平成4年から続いているこのイベントは、今年で24回目です。

5月5日のこどもの日に合わせて、市民から寄贈されたものや、市内の幼稚園児などによる手作り鯉のぼりなど約1000匹が泳いでいます。

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なぜ、こども日に鯉のぼりを揚げるのか?

5月5日はこどもの日。

国民の祝日でもあるこの日は「端午の節句」とも言い、男の子のいる家庭では、五月人形を飾ったり、鯉のぼりを揚げてお祝いをします。

子ども達の健やかな成長を願って、空高く鯉のぼりを揚げる習慣は、現代では男の子だけではなく女の子も一緒になって祝うのが一般的になりました。

ここでちょっとだけウンチク・・・

なぜ、こどもの日に鯉のぼりを揚げるようになったのでしょうか?

江戸時代に遡りますと、徳川幕府にとって5月5日は将軍を祝う日でした。

後に、武士の家に男児いる場合は、旗指物(はたさしもの)という家紋のついた幟を天高く揚げて祝ったそうです。

庶民は、それを真似て旗指物の代わりに、出世魚である鯉を形どった旗を揚げて祝いました。

「こいのぼり」を漢字で書くと「鯉幟」

昔、鯉は出世魚。幟(のぼり)は旗の意味です。

つまり、鯉の形をした旗が「こいのぼり」

「鯉の滝登り」の様に威勢よく、誰よりも出世できるように空高く揚げて、男児の成長を願ったのが、鯉のぼりの由来。

武士は男しかなれませんから5月5日は男の子の日=端午の節句となったんです。

鯉のぼりを揚げる習慣は、昔も今も「子供たちの成長を願う」という意味では変わりはないようです。

照れる楽じい

ちょとだけウンチクでした。

輝く未来を こいのぼりにのせて

こいのぼりフェスタ1000のテーマは「輝く未来を こいのぼりにのせて」です。

古くから残る日本の習慣を絶やさず、今年も芥川桜堤公園の上空に1000匹のこいのぼりが揚がります。

青空を埋め尽くさんばがりの鯉のぼりは、圧巻の光景です。

4月29日(昭和の日)には、地元学生達によるブラスバンドの演奏やダンスが披露されるなど、子供たちによるパフォーマンスが繰り広げられます。

まさに、子供たちが主役の大イベント。

他にも消防隊の楽団や和太鼓の演奏なども行われ、青空露店もあって一日中楽しめるイベントとなっています。

場所

  • 住所:高槻市清福寺町「芥川桜堤公園」
  • アクセス:JR高槻駅西口から徒歩20分
  • 市営バス:JR高槻駅北から市営バス「関西大学」行き「清福寺(せいふくじ)」下車 徒歩8分
  • 駐車場:ありません。
  • 駐輪場:特設駐輪場があります。

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