こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
高槻市の古い由緒を伝える神社、「阿久刀神社」に続いて 上宮天満宮(じょうぐうてんまんぐう) を紹介します。
全国に多数ある天満宮・天神社は、”学問の神様”菅原道真公を祀る神社。ここ高槻市の上宮天満宮もそのひとつです。
福岡県の太宰府天満宮に次いで2番目に古いとされる神社で、創建1050年余りだとか・・・
地元では「てんじんさん」の愛称で親しまれています。
今回は、境内に通じる参道筋を紹介します。
神社じゃなくて参道です。実はここにも歴史があります。
JR高槻駅から北へ300mの参道筋
上宮天満宮の場所は、JR高槻駅から北へ300mの道路をまっすぐ行った所。
JR中央口の改札を出て左、北出口の歩道橋を降りた所が上宮天満宮の境内下へ通じる参道筋です。
毎年、菅原道真の命日にあたる2月25日と翌26日に合わせて、参道筋を歩行者天国にして「天神まつり」が開催されます。
天神の馬場
また、参道付近は天神の馬場といい、天正10年(1582)山崎合戦の際に、豊臣秀吉が本陣をおいたところとされています。
「本能寺の変」で織田信長を滅ぼした明智光秀を羽柴(豊臣)秀吉が天王寺の戦いで打ち破りました(山崎合戦)
秀吉は、本陣を上宮天満宮下の「天神馬場」に置き、合戦の采配をふるいました。
摂津名所絵図を見ると、参道の両脇には松並木が続いています。
参道は当時、馬場だったんでしょうか?「天神さんに続く馬場」なので天神の馬場。
名前の由来は、これだ!・・・と勝手な想像。
一の鳥居
参道筋の中間に建てられた鳥居が「一の鳥居」です。
江戸時代からこの場所には、石造りの鳥居が建っていました。
現在の大鳥居は、昭和52年の参道幅の拡張工事により、建て替えられたもの。
道路をまたいで建てられたこの大鳥居は、上宮天満宮のシンボルです。
上の画像は、私が描いた想像図です。
江戸時代、松並木が続いていた参道筋は、こんな風景だったんでしょう!
大鳥居前の大灯籠と狛犬も江戸時代から建っていました。
狛犬は、文久2年生まれ。高い台座に乗った浪速狛犬で、洗練された良い造りをしています。
この場所は、西国街道と参道筋の交差点。正確には、ここが上宮天満宮の参道入口です。
上宮天満宮の境内入口
一の鳥居をくぐって、150mほど行くと社号標が見えてきます。
左が駐車場へ通じる車道。右の石階段が本殿へ通じる参道です。
現在は、社号標のある場所が 上宮天満宮の境内入口 と言うのが分かりやすい。
上宮天満宮へ通じる参道を紹介しました。300mほどの短い距離ですが、歴史深い道路です。次回は、境内へ案内します。
上宮天満宮の祈願詳細
住所:大阪府高槻市天神町1-15-5
祈願は、土日、祝日は予約不要です。
受付は、10:00~16:00まで。
平日は予約の上、参拝下さい。
- 【特別祭】年祭・工事安全祈願・年始祭・結婚式
- 【内祭】お宮詣り・安産・七五三・成人式・厄除・合格祈願・交通安全・参賀寿
- 【出張祭】(現地で執り行う)地鎮祭・家方除・開所式・新居清袚・上棟式・竣工祭
外部リンク:上宮天満宮