こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
今回は、眼科で色覚異常と診断されたら!とりあえず親御さんができること(持ち物チェック)です。
学校に持っていく物で、色を間違えた為に「はずかしい思いをした」「ちょっと困った」なんて事にならないように親御さんが配慮できることを挙げてみました。
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物を区別したり判断する情報は色だけでは困る。
わたし達の世界は色が溢れています。
色は心を豊かにしてくれるだけでなく、物を区別したり判断する情報でもあります。
また、自分が見て感じたことを表現する色名には多彩な表現を可能にしてくれますが、一方では固定観念に縛られた表現もあります。
- 木々の色は緑
- 空の色は青い
- りんごは赤い
- 人の顔は肌色
- 女の子は赤色?ピンク?
しかし、色覚異常者は色を間違えるという性質上、こう言ったことは苦手です。
特に、区別したり判断する情報が色だけの物が非常に困るのです。
例えば・・・
- 同じデザインで色違い
- 絵具やクレヨンなどの図工道具
こういう物をチェックしてあげましょう。
正常色覚の人にはアタリマエの色空間を疑って見ると、色覚異常の子どものことが分かってくる
同じデザインで色違い
学校で流行っている物って、子どもは欲しがるし、できれば持たせてあげたいですよね。
「○○くんは青色だから僕は、紺色!」って感じで学校中に同じデザインで色違いの物がいっぱいです。
まさに、物の区別が色だけ状態。こんな時に他人の物を「間違えて持って帰った」「勝手に使っていた」となるとトラブルの原因になります。
本人は自分の物だと思っていたことでも色を間違えた為に起こるトラブルは未然に防いであげたいものです。
すっごく子どもは傷つくんで・・・
間違わないように、ストラップやキーホルダーなど、本人がわかる目印を付けてあげましょう。
色だけの区別が苦手なんだと理解できればすぐにできるちょっとした工夫です。
靴下を左右バラバラに履いてしまった。
同じデザインで色違いの代表と言ってもいいかな?私が子ども頃によく間違えたものが靴下です。
靴下を左右バラバラに履いてしまって、「はずかしい思いをした」って事にならないように違うデザインにしてあげましょう。
靴下は何足いくら?ってまとめ買いをすることが多いと思うんですけど、その時に違うデザインを選ぶように心掛けてあげることが大事です。
どうしても「同じデザインになったしまった」って時は、刺しゅうでマークを付けてあげるとわかりやすいですよね。
これもさっきの色の区別が苦手だということが分かっていれば、すぐに思いつく簡単な工夫です。
他にも同じデザインで色違いの物を子どもの持ち物で探してみましょう。きっとあるはず・・・
絵具やクレヨンの色名が汚れて何色かわからない?
色覚異常の子どもが学校で困る事と言えば図工の時間です。←私の経験でダントツ1位
絵具やクレヨンの色名が汚れて何色かわからない?ってことよくあります。
正常色覚の人は色を見て違いを判断できますが、色覚異常者は画材に書いてある色名で判断します。
この色名が汚れて色がわからなくなると、もうお手上げ・・・
「人の顔を黄土色に塗ってしまった」「晴れているのに空の色を紫に塗ってしまった」
先生や友達に指摘されて「はずかしい思いをした」という苦い経験をした人も多いでしょう。
自分は見た通りに描いているのに、人に笑われるほど心が傷つくことはありません。
なので親御さんは、要チェックです。色名がハッキリわかるか?画材をチェックしてあげましょう。
汚れて見えなくなった色名は、テープなどで補強してあげましょう
絵具のパレットにも色名を書く。
正常色覚の人には、おそらく気づかないことだと思うんですが、絵具のパレットにも色名を書くと色覚異常者は困らないのです。
これまでの話で色覚異常者は、画材の色は色名を見て判断している。と言いましたが、パレットに出した絵具には色名がない状態ですよね。
なのでパレット上に出した色が分からなくなるのを避けるため、どこに何色を出すか決めるためのちょっとした工夫です。
色覚異常の本人も気づいていない良いアイデアだと思います。親御さんが教えてあげましょう。
親であっても色覚異常者の色世界ってわかりづらいことです。今日は学校に持っていく物で特にわたしが気が付いたことをあげてみました。