こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
今日は、色覚異常の子を持つ親御さんに、子供の接し方について・・・
わたしの体験で「こんなことイヤだった」ってこと書いてます。
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まずは「色覚異常」という言葉について
日本において「色覚異常」に対する偏見は、根強いものがあります。
ともすれば「色がわからない人」とか「白黒の世界で生きている」といった誤解にとらわれがちですが、わたしたちは、若干の色の見え方の違いがあっても日常生活で困ることは、ほとんどないのです。
ではなぜこう言った、偏見がおこるのでしょうか?それには「色覚異常」の異常という言葉。
異常者といえば普通じゃない人。どこか狂っている人のような印象を与えます。これはわたしだけでしょうか。
「色覚異常」って言葉は、医学的な名称にすぎないんですが、一般的に使われている異常者と混同している人が実に多いのです。
このブログでも「色覚異常」という言葉で表現していますが、それには
「色覚異常」という呼び方は間違っている。
ことをアピールしたくてあえて使っています。
日常生活で困ることはない。
何度の言いますが、わたしを含め色覚異常と呼ばれる人は、日常生活で困ることはありません。これ!ほんと重要なんです。
躍起になっているのは、異常者という言葉に惑わされている大人たち。本人はなんてことないのに、やけに周りがうるさいのです。
大人なら仕事の面で、色の判断が重要の場面で困るケースがありますが、それでも解決不可能なことはほとんどありません。
しかし相手は子供です。もし色の見え方に大きな違いがあったとしても何かトラブルが起きるでしょうか?
男性100人いれば4,5人は「色覚異常」と呼ばる人たちです。あなたの周りにも意外とたくさんいるはずです。
今まで色の見え方が原因で何かトラブルが起きたでしょうか?
「この人、色覚異常かもしれない。」と感じたことはあるでしょうか?
本人が言わない限り色覚異常ということはわかりません。
わたしも今まで生きてきて、「あなた、もしかして色覚異常?」と言われたことは、一度もありません。
それほど色の見え方なんて小さいものなんです。
なので、もし自分の子が色覚異常と判定されてもドンとかまえて見守ってあげましょう。親が、躍起になると子供は辛いのです。
親が責任を感じて、自分を責めないこと。
自分の子供が、色覚に異常があると医者から診断されると、親は悲観的になるのもわかります。だって異常者なんだから・・・
ここでも一般的に言われている異常者と混同しているのです。
母親は直接の原因が保因者である自分に責任を感じて「この子を色覚異常にしてしまった。」と思い、深刻に悩んでしまいます。
しかしこのような悩み方は、子供にいい影響は与えません。敏感な子供は、「僕は、そんなにひどい状態なのか?」と逆に子供の方を追い込んでいきます。
「色覚異常」という状態は、先祖から受け継がれた遺伝であって、色の見え方の違いは、昔から人類が持っている特徴であって個性なのです。悲観すべきことは何もありません。
異常者という言葉は、色の見え方の違いをさぞ深刻な問題であるかのような印象を与えているにすぎません。
無理に違いを正そうとしないこと。
色覚異常者の見ている世界は、曲げようがない事実です。今、見ている色が本当の色です。
誰でも確信を持っている事を頭から否定されるとイヤですよね!
特に親から完全否定されるとかなり悲しくなってしまうのです。
- 「なんで、消防車を赤茶色に塗るの?」
- 「空の色は青色でしょ!」
- 「人の肌が灰色だとへんでしょ!」
まるで拷問です。警察の取り調べで、誘導尋問で犯人にされているかのようです。ちょっと言い過ぎか!
しかしそれほど悲しくなってくるのです。
苦手なことは、あえて克服しない方がいい。
苦手なことは、誰でもあります。大人だって、子供だって。
日本人は、とにかく苦手を克服することを美徳とするような風習があります。
特に子供の成長段階で、他の子はできるのに、内の子が出来ない時、親は躍起になりがちです。
色の見分けが苦手な子を「なんとかしてあげよう!」と思うのは、親なら当然なことかもしれません。
「赤色と黒色が同じように見える」なんて言われたら、さぞびっくりされるでしょうが、実はこれでいいのです。
先ほど言った通り、子供の見ている世界は、曲げようがない事実です。否定するのはやめましょう。
冷たく聞こえるかもしれませんが、ほっといてあげましょう。好きにさせてあげるのです。
とにかく色認識に劣等感を持たせるのは、非常にもったいないことなので、これだけは避けてあげるのです。
「なんとかしてあげよう!」じゃなく劣等感を持たせないように、力を注いであげましょう。
今日のプチ感
とにかく異常者って言葉に惑わされてはいけません。苦手なことをすべて克服するのは、不可能なことです。時間もムダ。それよりも好きな事をドンドン見つけて、伸ばしてあげましょう。