こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。
今回は、キーフレームを使ったテキストアニメーションを作ってみました。
パソコンのビデオ編集ソフトほどではありませんが、LumaFusionのエディタはとても優秀ですね。
手軽にiPadで動画編集するには充分な機能が揃ってます。
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では!早速・・・
プリセットからモーションを選ぶ
まず、プリセットから[モーション]を選んでテキストに動きを加えてみましょう。
今回は、テキストが画面中央から拡大してくるZoom-Inを選択します。
細かい調整が必要になってきますので、「編集」をタップしてエディターに移動します。
別の方法としては、そのままテキストクリップをダブルタップして直接エディターで編集する方法があります。
エディターでも同じプリセットがあるので、こちらの方が効率がいいでしょう。
また、プリセットを使わずに独自のキーフレームを設置することも可能です。
独自のキーフレームを設置
「キーフレーム」は動画の特定の位置(フレーム)に映像効果(エフェクト)の値を記録するものです。
LumaFusionのクリップ編集エディターの場合、時間軸にキーフレームを設置して値を記録すれば、再生した時にキーフレームの位置で映像を変化させることができます。
例えば、A地点にキーフレームの設定値を記録し、時間をずらしてB地点のキーフレームには違う値を記録すると、A地点からB地点まで再生する間に、記録した値を自動で変更してくれます。
つまり、設定値が時間経過に合わせて変化するため、映像に動きが生まれるわけです。
時間軸にキーフレームを設置してみる
もう少しわかりやすく、エディターの時間軸を使って説明します。
黄色の枠で囲った部分が[フレーム&フィット]の時間軸です。ここに設定します。
上の画像は、テキストが徐々に明るくなって出現するトランジションを含むテキストクリップの時間軸です。←紫色の部分がトランジション
動画が始まってから1.1秒後トランジションの効果が表れ、3.1秒後にテキストが消えるクリップを動画の上に挿入しました。
ここにキーフレームを設定するわけですが、まず1つ目はトランジションが始まってすぐの位置に設置します。
設置方法は、指で時間軸を移動させて位置を決め、⊕アイコンをタップすれば確定します。
削除したい場合は×印になったアイコンをタップすればOKです。
次に設置したキーフレームの値を記録します。
記録といってもピンチで拡大縮小など直感的な操作でOKです。自動的にレイヤーに記録されます。
続いて2つ目のキーフレームを設置します。
時間軸を移動して1秒後に設置しました。今度は画面いっぱいにテキストを拡大しています。
この状態で再生すると、1つ目に記録した値から2つ目の値まで自動で変更してくれます。
また、2つ目のキーフレーム以降は、そのまま値を維持しながらクリップは終了します。
つまり、1秒間に画面中央から徐々にテキストが拡大していくZoom-Inが完成したわけです。
Zoom-Inに限らず、任意の位置からテキストが出現し、また任意の場所にテキストを固定するといった独自のキーフレームを設置することもできます。
テキストアニメーション
同じ要領でテキストにアニメーション効果をつけることもできます。
先ほどは[フレーム&フィット]の時間軸でキーフレームを設置しましたが、今度は[FX]のアイコンから行います。
まず、収録されているテンプレートを選ぶとレイヤーが追加されます。
[フレーム&フィット]では、1つ目に記録した値から2つ目の値まで自動で変更できましたが、[FX]は、1つ1つキーフレームを設置する作業になります。
キーフレームを設置→値を記録→時間をずらす・・・この繰り返しですね。
細かく設置すると、より滑らかな動きになります。ちょうどパラパラ漫画を作るように・・・
また、細かい値の調整はスライダーから離れた位置で操作するとやりやすいです。
クリップを複製して動きを複雑にしてみる
前回の記事でもお話しましたが、LumaFusionはレイヤー構造になっているため、同じクリップ内に複数のテキスト・図形・画像が入力できるようになってます。
前回の記事→iPadで動画編集するならこれ!【LumaFusion】テキストの配置が自由自在にできるんですよ!
このようなクリップにキーフレームを設置すると、テキストの動きを複雑にすることができます。
まず、タイムラインから「クローン」でクリップを複製。複製したクリップも当然同じ動きをするので、時間をずらして移動、いらないレイヤーは削除など、色々アレンジが可能です。
すべてドラッグで行えるので、プレビュー画面を見ながら操作してみましょう。
クリップは動画を含む3層まで追加できます。エフェクトのテンプレートも多数収録されているので、工夫次第で多彩なテキストアニメーションが作れそうですね。
LumaFusionのキーフレームを使ったテキストアニメーションを紹介しました・・・では