こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。今日は高槻市の博物館、今城塚古代歴史館に行ってきました。
ここは、摂津の三島古墳群で出土した土器やハニワなどが展示されています。
高槻市が長年の発掘調査で明らかになった古代の歴史が学べる施設です。ビデオの解説もあり楽しく学べます。
では、案内しますね!
常設展示室
常設展示室の始めに、三島の古墳時代の前史(旧石器時代、縄文時代、弥生時代)を解説した巨大スクリーンがあります。
また、郡家今城遺跡、芥川遺跡、安満遺跡、古曽部・芝谷遺跡で出土した土器などを展示し、生活の様子をイラストを交えて解説されています。
古墳時代の始まり
順路を進むと次は、古墳時代の始まり。
3世紀頃に築かれた、三島最古の「安満宮山古墳」 三島歴代の王墓「弁天山古墳群」
5世紀の古墳では「土保山古墳」や「岡本山古墳」 三島の巨大古墳「太田茶臼山古墳」
そして史跡今城塚古墳へと、列島に古代国家が出現した道のりをたどります。
各コーナーには出土品が置かれ、写真などで調査結果を説明されています。
こちらは、安満宮山古墳で出土した銅鏡。
弁天山古墳群では、農工具のほか王の威信を示す副葬品が出土しました。(下図)
また、古墳時代の煮炊き用の土器などが展示されています。
他にも岡本山で出土した甲冑や盾といった武具。太田茶臼山古墳の円筒埴輪などを展示。
今城塚古墳
展示品が並ぶ部屋を抜けると次は今城塚古墳です。
巨大古墳の築造というテーマで、ここには古代人が石組みするジオラマが置かれています。
ビデオの説明によると、石は芥川から運んできたようです。
古墳づくりは、土地を測量して設計図どうおりに区割りしてから進められます。
石組みで排水溝をつくるなど、土木技術も古墳時代には確立していたんですね。
ビデオの解説は、横の古墳のボタンを押すと始まります。いくつか設置してありますが、すべて観ると1時間くらいです。
ボタンを押したら最後まで観てね!
石棺
続く部屋には、九州から船運されてきたと言われる大型の石棺模型が3基展示されています。
大型スクリーンでも解説され、石棺の中には大王が眠っています。
他にも石室の石組み模型。
甲冑模型も展示され、継体大王の実像にせまります。
この後、学芸員の部屋へと続き、最後は前方後円墳に象徴される古墳時代は終わり、律令国家の三島を解説したコーナーです。
展示室以外のコーナー
展示室以外では、小学生向けの図書コーナーや定期的に開催される体験学習の部屋
いましろ 大王の杜「ミュージアムショップ」では軽食コーナーがあり、古墳グッズの販売もされています。
入館料、駐車場など
館内の閲覧は無料です。駐車場は普通車35台分
アクセス、地図などの基本情報はこちら⇒今城塚古墳公園(いましろ 大王の杜)
※書籍の販売もしているので、もっと深く古代歴史を学びたい方はどうぞ・・・ちなみに下図の書籍は500円でした。
追記:大阪府北部地震で展示品が破損
大阪府北部地震の影響で館内の展示品が一部破損しています。2018.12月現在、修理中とのことでした。
今城塚古墳公園
歴史館は、今城塚古墳公園に隣接しています。学習した後は公園でゆっくり過ごすのもいいですね。