ザ・フライ2/二世誕生

こんにちは!楽じい(“@rakujii7“)です。

さて、ホラー色が強烈だった「ザ・フライ」。
セス・ブランドルの子供を身ごもったヴェロニカの悲痛な思いが残り、後味の悪いラストシーンでした。

2作目は「二世誕生」というタイトル通り、この映画の主人公となるのは前作の主人公セス・ブランドルの息子です。

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驚異のSFホラー第2弾!さらに壮絶な映像が迫り来る!ザ・フライ2/二世誕生 (字幕版)

映画はヴェロニカの出産シーンから始まります。

彼女の体の中から出てきたのは、幼虫らしきもの。奇怪な姿をしています。

その姿を見て、彼女はショック死してしまいますが、幼虫の中から出てきたのは人間の姿をした子供でした。

子供はマーティンと名付けられ、研究施設の中で育てられます。

研究施設の所長バートックは、マーティンの父親代わり。マーティンも彼をしたって成長していきます。

しかし、バートックの本当の目的は、父親セス・ブランドルから受け継いだハエの遺伝子の研究と残されたテレポッド(物体移動装置)を完成させるためだった。

それを知らずにマーティンは、父と引けを取らない天才的頭脳を発揮してテレポッドの起動を成功させます。

だがマーティンの体には異変が現れ始める・・・

見どころはここ

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前作は、セス・ブランドルの変貌で、グロテスクなホラー色が強く出ていましたが、今作ではアクション色が強くなっていて、変貌したマーティンとそれを追う施設警備員たちのアクションシーンが見どころです。

同時に、マーティンの恋人べスについても、変貌していく彼を愛する気持ちは変わらない。だが、正直なところ彼女の微妙な感情は揺れ動いている。

このあたりの感情の表現を前作のヴェロニカと対比して観ると面白い。

ラストは、マーティンを騙し続けたバートックと、ハエ男と化したマーティンとの遺伝子交換です。

これによりマーティンは普通の人間に戻れたもののバートックは這いずることしかできない化け物となってしまう。

そこで殺されるならまだしも、研究所のコンクリートの檻の中で、生きた標本として飼われ続けるのです。

さて、ここで意見は分かれるところですが、いっそ殺してしまった方がすっきりする。標本として飼われ続けるのは残酷すぎる・・・といったところでしょうか。

利益のみを追求したバートック所長は罪だし、ストーリ展開としても彼の皮肉な結末が、映画を面白くさせていると思う。

いろんな意見はありますが、私はハッピーエンドで完結していると感じます。

楽じい

前作の後味の悪さが、解消してすっきり感がありました。非人道的に扱われた主人公の復讐劇といったところでしょうか。残酷だ!という意見もあると思いますが、私にはハッピーエンドでした。まぁ現実にはあり得ないことですから・・・2作品連続で観るのをおすすめします。

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